大工は諦めない。
腰板貼替の現場、腰板と言うより近頃は庇ばっかり工作しております。
庇が先行しないと腰板が貼れないので仕方が無いですが、貼るまではなかなか行けません。
今日はここ、東面の板葺きの庇です。
残念なぐらいに劣化してます、板葺きの野地板なんてもう厚手の紙ぐらいです。
お施主様は半ば諦めていましたが、「直せるんだったら、直して欲しい。」との事。
大工職人が諦めたら最後は潰すだけ、それでは大工の名折れ。
新しい部材で庇の形にはなりましたが、躯体の桁が腐って身がほとんど無い状態です。
腐った桁は諦めて、まだ活きている柱に方杖を取り付けました。
復活した庇を見て、この辺り全ての腰板貼替の追加工事が発注されました。
ありがとうございます、この現場もなかなか手ごわいです。
現場調査・診断・見積無料
神戸の工務店 吉岡建築
電話 078-967-5960 現場 090-3928-6449